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2010.11.10

トルコとエジプトの旅(5日目:11/2)・・・(旅行)

五日目です。今日は、午前中にヒエラポリス遺跡と石灰棚を見学し、410km走ってコンヤに着き、メヴラーナ博物館を見学して宿泊です。
Thermal Colossaeは大きなホテルで860人も収容できますが、この地域は建物の高さが制限されているので、長い廊下から横に幾つも張り出すように2階建ての客室が建っています。
相変わらず早く目が覚めるので、6時30分には朝食を食べ終わります。今日も快晴です。ロビーを見渡しても、まだ誰も居ません。
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敷地内を見るとプールがあり、その向こうの室内には温泉プールがあります。
エントランスを写すと、流石に5つ星ホテルの美しさです。
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さて、7時半にバスで出発して、20分ほどでヒエラポリス遺跡と石灰棚の入り口に到着です。
南ビザンツ門を潜って進んで行くと、右側の遠くに円形劇場が望見できます。
ヒエラポリスと石灰棚と言いながら、ヒエラポリスは、円形劇場を望見するくらいで、ほとんどは石灰棚観光に費やされる旅でした。団体旅行ではやむを得ないことでしょう。
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進んで行くと、木の歩道になっていて、温泉が流れ出しています。最近は、温泉の量が減り、流量を制限しているので、これほど多く流しているのは珍しく、運がよいとガイドのケレムさんが言っていました。
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木の歩道が終わって、左に曲がって行くと靴を脱いで素足になれば、石灰棚に入って行けます。靴とソックスはビニール袋に入れて持って入ります。石灰棚表面を薄く流れる部分は、暖かくはないが、溝になっていて勢い良く流れているお湯に足を入れると暖かいです。
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石灰棚表面です。左は痛くないが、右のような形状の場合は素足で歩くと痛みを感じます。
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遠くを見ると、かつて温泉が流れ石灰棚が形成され、今は干上がってしまった棚が見えます。また、一番下にはパムッカレ村の池があります。
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素足で歩いた石灰棚から出て、さらに先端方向に進むと、まるで雪が積もったような雄大な景観が望めます。
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青いお湯を湛えた、絵葉書にあるような場所はないのかと、ヒエラポリス博物館の前を通り、石灰棚の領域の反対側に回ってみました。すると、ようやく青いお湯を湛えた綺麗な石灰棚が撮れました。昔は、どこもこのような景観であったのではと思います。
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集合時間が近づいてきたので、急いで戻りながら、もう一度ヒエラポリス遺跡の中心部分を撮りました。
この遺跡も、ゆっくりと見学したかったですね。
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石灰棚を後にして、コンヤに向かいます。車の窓からは、山も見えますが圧倒的に広い畑の広がりが多いです。しかし、今は取入れが終わったあとか、たまに野菜が植えられているのが見えることもありましたが、作物は見えません。
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2時間弱走って、例によってトイレ休憩です。ここは、「ヨーグルトにハチミツとケシの実をかけた」のが名物のようです。食べてみると、なるほど美味しかったです。
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また、2時間ほど走って昼食です。時刻は12時50分です。前菜は豆の料理で、パンの他にもトルコ風ピザが出ました。メインは、ポテトとピーマンを焼いたものに、ご飯と肉です。いずれも美味しい良い昼食でした。
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2時間ほど走ったところで今日泊まるRIXOSホテルの傍を通りましたが、バスはさらに20分走り、コンヤの市街に入って行き、インジェ・ミナーレ神学校の前で停車します。写真撮影のための短時間の停車です。コンヤを代表する建築美といわれる神学校で、1267年の建造とのことです。
なお、コンヤは、トルコでいまだ宗教色の色彩が濃い町で、伝統的なイスラム風の衣装を身につけた女性も多く見られます。
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コンヤの街をバスの中から撮りました。窓ガラスに反射して見難いですが、なかなか賑やかです。
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次に、メヴラーナ博物館に行きました。この博物館は元々、メヴラーナ教というイスラム教の一派の教会でした。メヴラーナという人が創始者で,旋回舞踏といわれる踊りで,くるくる回りながらどんどん恍惚の世界に入って行き、悟りの境地に入るとのことです。
トルコ共和国の創立後,初代大統領のアタテュルクが解散を命じ,この本拠地である寺院を博物館としたのです。これは、異端の宗教が争いの元になるのを廃し、しかもメヴラーナを否定することまではしないという、賢明な策とされているようです。
内部には、靴にビニールのカバーを着けて入ります。博物館内には、メヴラーナその人の柩の他、聖職者の柩、金箔の装飾を施された古いコーランなどが陳列されています。
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博物館の外に出ると、老夫婦が孫を抱いていました。イキ、イキと言っていたのが聞き取れたのですが、イキはトルコ語で2なので、双子だと言っていたのでしょうか。それにしても、孫が可愛いのは、万国共通のようで、ニコニコしています。
バスで20分ほど戻り、RIXOSホテルに5時過ぎに着きました。入り口の回転扉が、メヴラーナの旋回舞踏を表しています。ここを潜ると、無粋にも空港と同じようなセキュリティーゲートを通る必要がありました。ブザーが鳴っても日本人はフリーパスのようですが。
25階建ての大きなホテルなので、夕食のレストランも大勢の宿泊客で混み合っていました。レストランの隅では、トルコ音楽の生演奏が奏でられていました。
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