2025.05.08
ラムセス大王展・・・(トピック)
2025年5月8日(木)、ラムセス大王展を見に行ってきました。
予約のチケットも買っておらず、当日入場券を買うのに長い行列も覚悟していたのですが、5月連休後のためか、待たずに買え入場できました。さて、ラムセス大王と呼ばれるラムセス2世は、在位期間が紀元前1279年頃から紀元前1213年頃までで、大王と呼ばれるのは古代エジプトのラムセス2世だけで、ヒッタイト王国との対立と戦争を通じて、その名声を確立したと言われています。特に、カデシュの戦い(紀元前1285年頃)は、両者の間で最も重要な戦いであり有名です。それにしても子供は100人ほどいたと言うから驚きです。もちろん、王妃のネフェルタリ以外にも、多くの側室がいたのでしょう。
扉から中に入ると、そこで少し待たされて第2の扉を入って、まずはオリエンテーションとして4分ほどのラムセス大王についての概要をビデオで見せられます。
そしてようやく展示ルームに入るのですが、まず最初にラムセス大王(ラムセス2世)の巨像の頭部が置かれていました
次はラムセス2世の名が刻まれたオベリスクの頭部。右側は金箔で作られた飾りでしょうか。
ラムセス2世の跪拝像と雄羊の頭を配したスフインクスとしてのラムセス2世像。
水差し、奉納杯、銀製ならびにカエムワセト像です。カエムワセトはラムセス2世の2番目の妻との間にもうけた王子でプタハ大司祭を努めた。
若き日のラムセス2世とラムセス2世の母トゥヤの像。頭が欠けているのが残念。
ひなげしの花を模した襟飾りの他指輪、イヤリング、ブレスレット等。右側は、アビドスの神殿の壁に刻んだカデッシュの戦いの絵。
重量感のある壷でラムセス2世のカルトゥーシュが刻まれている。右側はアメンエムオペの棺から出土した金箔が施された木製のマスク。
クヌムイト王女の襟飾りとシトハトホル王女のガードル。右側は、イタ王女の短剣。
メリト王女の胸当てとブレスレット。右側は、シハトホルメルトの襟飾り。
ハヤブサの頭をあしらったネフェルウプタハの襟飾りと双頭のヒョウをモチーフにしたメリト王女のガードル。右側は、パステト女神の護符。
プスセンネス1世のために再利用されたメルエンプタハの石棺の蓋。右側はラムセス2世の跡を継いだメルエンプタハの胸像。50代で跡をついだが、この胸像は元気な若者として作られている。
シェションク2世のミイラに付けられていたマスク、護符、ベルト、手足の黄金の指飾り。頭の先からつま先まで燦然と輝いていた。右側は、彩色と金箔が施されたピネジェム2世の妻ネシコス王女の杉製の蓋。