2012.02.28
美術館(中川一政、MOA)訪問・・・(旅行)
今日は、真鶴にある「中川一政美術館」と熱海の「MOA美術館」を訪問します。寒い朝ですが、よく晴れています。途中、バスの窓から富士山が綺麗に見えました。
多少の渋滞がありましたが、中川一政美術館には、11:00ごろには着きました。
観光バスが3台ほど停まっていて、美術館が混雑しているので、先に別の建家に移設された一政のアトリエなどを見学し、その後美術館に進みました。一政は、98歳の長寿を全うするのですが、晩年には白内障のためほとんど色が判別できなくなり、家政婦に絵の具の色の名を大きく書かせて描く時に見分けたとのことです。
5つの展示室があり、油絵、新聞小説の挿絵、書などが展示されています。絶筆となった薔薇の絵も展示されていました。
当然ながら、写真撮影は禁止なので「絵葉書」を買い、何枚かをスキャナーで取り込みました。下は、福浦突堤と箱根駒ヶ岳です。
一政が最も描くことを好んだ薔薇の絵と向日葵の絵です。
お昼になり、12:20に磯料理を出すお店に着きました。いけすの魚を使ったお刺身は、流石に美味しかったです。
食事のお店は岩忠と言い、場所は真鶴ブルーラインの橋が眼前に見える場所でした。
今日の最後の訪問の「MOA美術館」に向かいました。山の斜面に建てられた美術館で、入り口から延々とエスカレータで上って行きます。エスカレーターは山の斜面に掘られたトンネル内に造られており、刻々と照明の色が変わるなど美しい空間になっています。
エスカレーターで上り切ったフロアーに能楽堂があり、解説を含め1時間ほど狂言を鑑賞しました。その後、東洋美術を中心とした展示物を見学しましたが、モネの睡蓮の絵もありました。
この美術館の一番の展示物は国宝の尾形光琳の「紅白梅屏風図」ですが、CG技術で作られたレプリカも飾られていて、これは写真撮影が出来ました。
高い山の上に造られた建物なので、眺望は素晴らしいものでした。初島もよく見えました。
上のフロアーから見下ろしたときに見えた、王と女王のモニュメントも見に行きました。
また、別のフロアーから外に出ると、尾形光琳の屋敷が復元されていました。宝永年間の数年の江戸滞在の後、正徳2年(1712)ころ京都新町通り二条下るの地に屋敷を新築するが、自ら書いた図面と大工の仕様帖(いずれも重要文化財)が現存しており、それを元に復元したものとのことです。軒先の紅梅も綺麗に咲いていました。
本当に眺めの良い場所でした。
午後4時30分に閉館なので、その後は帰路に向かいました。楽しい1日が過ごせました。
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