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2015.01.06

切目王子・・・(散策)

熊野古道が世界遺産に登録され多くの人が訪れているが、何時かは歩いてみたいと思いながら、まだ実行できずにいます。
この度、妹の嫁ぎ先である切目の家を訪れましたが、熊野古道では、平安時代に京都から熊野権現までに作られた○?王子と名付けられた神社が99も作られ、その内特に格式の高い5社が五体王子と呼ばれました。その五体王子の1つの「切目王子」に連れて行ってもらいました。この「切目王子」は、社伝によれば崇神天皇の代にさかのぼるとされ、平治元年(1160)に起こった平治の乱で平清盛が早馬で危急を知らされ、都に引き返した神社で、当時は数百人の宿泊が可能であったとのことです。 NHKの大河ドラマでも一場面として描かれていました。
また、参詣の途上で歌会が催された例が参詣記に登場し、そうした歌会の折に参会した人々が歌を書き付けた紙を熊野懐紙といい、約30通が現存するとのことです。 社殿は幾度かの火災で消失したのですが、現存する社殿は、寛文2年(1663)、紀州藩主徳川頼宣から御戸帳・絵馬などが寄進され、貞享3年(1686)に再建されたものです。

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