2011.11.23
中欧の旅(4日目:11/18)・・・(旅行)
今日は、バスでドレスデンに向かいドレスデンを観光して、夜には再びプラハに戻ってきます。約3時間の距離を往復です。
ドレスデンに着き、ドイツらしいソーセイジとじゃがいも、キャベツのコールスローの昼食を済ませ、オペラハウスのゼンパー・オーパー前の広場でバスを降りました。
道路を隔てた向こう側には、旧カトリック宮廷教会(左の写真)とドレスデン城が見えます。
ドレスデンの歴史的な建築物が、黒い色をしているのは、煤煙で汚れたわけではなく、多く用いられている「エルベ砂岩」には豊富に鉄分が含まれていて、長い年月で酸化が進み黒くなるためだそうです。
そして、ゼンパー・オーパーの名で呼ばれるオペラハウスの前には、この劇場の発注者のザクセン王ヨハンの騎馬像があります。また、広場の東方向には、ツヴィンガー宮殿が見えています。
最初に、まずツヴィンガー宮殿に入ります。この宮殿は、1694年にザクセン選帝侯となったフリードリヒ・アウグスト1世(アウグスト強健王)がバロック建築の巨匠ダニエル・ペッペルマンに命じて1711年に建築に着手した宮殿で、ドレスデンのシンボルとなっています。入り口の門となっている建物は、アルテ・マイスター絵画館になっています。ここを通り抜けると広い中庭があり、正面には「王冠の門」が見えています。
正面の王冠の門から左右につながる回廊を覆うように建物がありました。
そして、広場の中心で左に向かうと、丸い建屋のカリヨンがあり、マイセン焼の鐘と時計が組み込まれています。内部には、マイセンの磁器の展示室があり、階段を上って、上のテラスに上ることができます。
テラスから中庭を眺めると全体の規模がよく分かります。
テラスの手摺にも石像が建てられ、優美さを醸し出しています。
ツヴィンガー宮殿を出て、次にレジデンツ城(ドレスデン城)に向かいました。
歴代のザクセンの君主が住んだレジデンツ城は1945年の爆撃で大きな被害を受け、85年から修復が始まりました。
2005年にオリジナル部分を組み込んだモダンな内部が完成し、2006年9月にはオリジナルに基づいて再現された歴史的な緑の丸天井(Historisches Grünes Gewölbe)がオープンしました。それに続いて2009年の1月31日、3連結した中庭のうち、中央の中庭が新しい入口のホワイエ(ロビー)としてオープンしました。
エルベ川方向の門から出て進みます。
フリードリヒ・アウグスト1世(1750?1827)の座像のあるドレスデン地方裁判所の前を通り、ブリュールのテラスへの階段を上ります。なお、座像の王は、裁判所の前に相応しく、左手に「法」と書かれた本を持っています。
旧王室芸術アカデミー校の円屋根のある建物の手前で、右に階段を降りおしゃれな店の並ぶ通りを進みます。
フラウエン教会の前にでました。11世紀に創建され、18世紀に塔の高さが95mの大バロック様式の教会に建て替えられましたが、大戦で瓦礫と化し、そのまま放置されていたが、1994年から再建が始まり、全ての瓦礫に番号が付けられて整理され「世界最大のパズル」といわれた作業を経て元の場所に戻されました。
内部は、教会の名前に相応しく、祭壇も内装も美しく素晴らしいものでした。
再びレジデンツ城の城壁にでました。馬小屋の外側に得がれたアウグスト強健王の「君主の行列」と題される、マイセン焼のタイル25,000枚の長さ101mにもおよぶ壁画です。1200℃で焼かれたマイセン磁器なので、連合軍の空爆で城が炎上しても、この壁画だけは耐えたといいます。
行列最後尾には壁画作者のW.ヴァルター自身が描かれています。
最後に旧カトリック宮廷教会の正面入口前を通りました。この教会は、1755年に建てられ、ザクセン州最大の教会で鐘楼の高さは85mです。壁には諸聖人の彫像が飾られています。
これで、ドレスデン観光を終え、
プラハに戻り夕食です。
チキンがメインの食事でした。