2013.01.27
ubuntu / PuppyでUSB無線LANドライバーのコンパイル・・・(puppy linux, ubuntu)
Buffaloのwli-uc-gnpを動作させるために設定ファイルに書き加える方法を書いた。
これで問題はないのだが、正規なドライバーをコンパイルして入れて見ようと思い、作業を行ったので、この方法を書いておくこととした。
まず、コンパイル環境の準備として、kernel_headers-3.2.33-slacko_4g.petとdevx_slacko_5.4.sfs, kernel_sorce-3.2.33-slacko_4g.sfsを入れておく。
次にドライバーであるが、wli-uc-gnpのチップはRaLink社製のものだが、RaLink社は最近Mediatek社に吸収されたようなので、Mediatek社のホームページでDownload→linuxとたどり、RT8070 /RT3070 /RT3370 /RT5370 /RT5372 USBをクリックして2011_0719_RT3070_RT3370_RT5370_RT5372_Linux_STA_V2.5.0.3_DPO.bz2をダウンロードする。
このファイルのbz2の拡張子は間違えていてtar.bz2に変更する。すなわち
2011_0719_RT3070_RT3370_RT5370_RT5372_Linux_STA_V2.5.0.3_DPO.tar.bz2にファイル名を変更する。
homeディレクトリーにtempディレクトリを作って、ダウンロードしたファイルをtar.bz2の拡張子に修正しているものとして作業を記述する。
最初にlsusbコマンドでVendor IDとProduct IDを調べておく。
# lsusb Bus 002 Device 002: ID 0411:019e BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) WLI-UC-GNP
vendor IDが0411でProduct IDが019eであることが分かる。
1. ファイルの修正
# bzip2 -d 2011_0719_RT3070_RT3370_RT5370_RT5372_Linux_STA_V2.5.0.3_DPO.tar.bz2 # tar xvf 2011_0719_RT3070_RT3370_RT5370_RT5372_Linux_STA_V2.5.0.3_DPO.tar # cd 2011_0719_RT3070_RT3370_RT5370_RT5372_Linux_STA_V2.5.0.3_DPO # vi os/linux/config.mk その中の、56行目~60行目あたりの n を y に書き換える。 # Support Wpa_Supplicant HAS_WPA_SUPPLICANT=y # Support Native WpaSupplicant for Network Maganger HAS_NATIVE_WPA_SUPPLICANT_SUPPORT=y
次にcommon/rtusb_dev_id.cの120行あたりのUSB_DEVICEの一覧の最後に
Vendor IDとProduct IDを追加する。GW-USMicronもついでに追加した。
# vi common/rtusb_dev_id.c {USB_DEVICE(0x0586,0x341E)}, /* Zyxel */ {USB_DEVICE(0x0586,0x343E)}, /* Zyxel */ {USB_DEVICE(0x1EDA,0x2012)}, /* Airties */ {USB_DEVICE(0x2019,0xED14)}, /* Planex GW-Usmicron*/ {USB_DEVICE(0x0411,0x019E)}, /* Buffalo WLI-UC-GNP */
2. makeとインストール
ファイルの修正が済んだらmakeとinstallである。
# make # make install
再起動すれば、使えるようになっている。簡単な作業である。
3. Puppy slacko 5.4
事前準備として
http://distro.ibiblio.org/puppylinux/puppy-5.4/ と http://distro.ibiblio.org/puppylinux/pet_packages-slacko14/ のページから以下をダウンロードして入れておく。
(1) devx_slacko_5.4.sfs
(2) kernel_sources-3.2.33-slacko_4g.sfs
(3) kernel_headers-3.2.33-slacko_4g.pet
あとは、Ubuntuと同じようにドライバーの内容の修正を行って、make, make installで終わりである。
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