2011.09.15
最近のPCやサーバーのオンボードのLANポートには、Wakeup on Lanの機能が付いている。そこで、FreeBSDでこの機能を利用して、普段は予備機として電源を入れずに置いてあるサーバーに夜中にPower Onして主サーバーのデーターを送り込むことを考えた。
まず、Wakeup on Lanを受けるマシンにマジックパケットを送出するwolをインストールする。
# cd /usr/ports/net/wol
# make install clean
使い方は簡単である。
# wol -i [ブロードキャストアドレス] [MACアドレス] とする。
サーバーのIPが 192.168.1.xxのときは、下記となる。
# wol -i 192.168.1.255 ab:13:48:78:93:b6 ← MACアドレスは、Power ONしたいサーバーのをセット。
crontabに登録してPower onし、主サーバからrsyncでデータを転送して、Shutdownするようにして目的を果たす。サーバーは、物置部屋と化しているところに置いてあるので、デスクトップから席を立ってPower Onに出向く必要がないのも便利だ。
ルーターのWR8700NにもLAN接続されているPC等をリモートでPower Onする機能があり、外出先からもPCのPowe Onができるというが、少し危なっかしい気がする。
2011.09.14
現在、固定IP接続のアカウントを別個に2つ契約していて、2台のサーバーをそれぞれのアカウント先に接続して運用している。2台のサーバーは、自分用と設置を人に頼まれたもので、ドメイン名も分ける必要があったため、接続アカウントも2つ契約したものである。
回線は、Bフレッツマンションタイプを7年ほど前から使用しているが、NTTのレンタル品のVDSLのモデムVH-50IIにルーターとしてNTT-MEのMN8300を接続して使っていた。
しかし、ルーターも古くなってきて、もし故障でもしたら同じルーターは手に入らないであろうから、別のものを見つけておく必要を感じていた。

ところが、最近のルーターは無線LAN機能を内蔵しているのは良いとしても、マルチPPPoEを唱っていても、接続は2セッションで、しかも1つはフレッツスクエアと全くバカにした仕様のものがあったり、自由に2セッション接続可能なものであってもポートマッピングが接続毎に設定できなかったり、パケットフィルターの設定が無いなどの商品が多くどれを購入すれば良いのか考え倦んでいた。そもそも、マルチセッションなどと言わずに、ハッキリと何セッションと記述してほしい。
さらに大きな問題は、製品説明で簡単接続とか、無線LANの通信速度、到達距離等を誇るものが多く、肝心のルーターとしての機能説明が乏しく判断に迷うものが多いことである。
結局、さんざん迷いながら調べて、WR8700Nを購入した。5セッション独立して設定でき(フレッツなので2セッションまでしか利用できないが)、ポートマッピング、パケットフィルターを含めて文句なしの機能が揃っており、無線LANも2.5G系と5G系があり、それぞれ2つのSSIDが使用可能となっている。
NECが販売する最上位機のようであるが、価格も安く、ようやく満足できるルーターに巡り会えた気がする。1台のデスクトップPCが離れた場所にあるが、無線LANで快適に接続できている。