2005.11.10
Awstats 6.0のインストール・・・(Apache)
Webページを開設すると、どれだけの人が見に来てくれるかが気になり、アクセスカウンターを付けたりするが、さらに進んでApacheのログファイルを解析して、統計情報を表示したくなる。
このような統計情報の解析・表示を行うソフトとしてAnalog(Analyze Logの略?)とかWebalizerなどが有名だが、最近ではAwstatsが表示もかっこ良く、6ケ国の言語の表示切り替え機能などを備え気に入って使っている。
そこで、FreeBSDの6.0を入れたので、あらためてAwstatsを入れることとした。
1. Apaceのログファイル形式の確認
Awstatsでログを解析させるには、ログファイルの形式が”combined”である必要がある。
common形式でもAwstatsの設定ファイルで選択できるが、十分な情報が得られなくなる。
Apacheのhttpd.confの記述を見ると、Defaultで下記のようにcombinedになっている。
しかし、Virtual Hostの設定などを行うと、commonになっているのでcommonをcombinedに修正する必要がある。
CustomLog /var/log/httpd-access.log combined CustomLog /var/log/httpd-access.log common ← combinedに修正のこと
2. Awstatsのインストール
AwstatsはAWStats official web siteから最新安定版の6.4がダウンロードできるが、以前いれたときに日本語がかなりあやしく、明らかに日本語に強くない人が日本語訳をおこなったと思えるものであったため、ちゃんと日本語化された6.0版をAWStats 6.0完全日本語版のページからダウンロードした。
ダウンロードして展開し、wwwroot/iconの中身を/web/iconsにコピーし、wwwroot/cgi-binの中身を/web/cgi-binにコピーする。
# cd wwwroot/icon # cp -r * /web/icons # cd ../cgi-bin # cp -r * /web/cgi-bin
これ以外にも、表示スタイルを変えるcssやjsのディレクトリーがあるが、これらはオプション機能のためのもので、今回はこれらは使わないことにした。
さて、次にcgi-binディレクトリーにコピーしたファイルでawstats.model.confを自分の環境に合わせて修正する。 このファイルはUTFで書かれているようなので、EUCに変換してから修正した。
なお、modelのところは自分のサーバのフルネームに変更する。
サーバ名が www.abc.co.jpだとすると、ファイル名は awstats.www.abc.co.jp.confとなる。
修正個所は
#LogFile="/var/log/httpd/mylog.log" LogFile="/var/log/httpd-access.log" SiteDomain="www.abc.co.jp" #HostAliases="localhost 127.0.0.1 REGEX[myserver.com$]" HostAliases="www.abc.co.jp 127.0.0.1 localhost" #DirData="/var/lib/awstats" #DirCgi="/awstats" #DirIcons="/awstatsicons" DirIcons="/icons" #ShowFlagLinks="" ShowFlagLinks="jp en fr de nl es" #UseFramesWhenCGI=1 UseFramesWhenCGI=0
次に以下の内容のファイルを作り、awstats.cronとでも名前を付け、実行権を与えてcronで真夜中に呼び出してupdateするようにする。
cd /web/cgi-bin /usr/bin/perl /web/cgi-bin/awstats.pl -config=uls.fam.cx -update
後は、ブラウザからhttp://www.abc.co.jp/cgi-bin/awstats.plで見える。
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